インフルエンザの予防接種は赤ちゃんには？時期は？料金は？

毎年12月～3月ごろにはインフルエンザが流行するけれど、インフルエンザの予防接種は赤ちゃんでも受けることができるのでしょうか？

ここでは、インフルエンザの予防接種が可能な年齢や回数、時期、料金について、ご紹介します。

インフルエンザの予防接種は赤ちゃんには？

インフルエンザの予防接種は、希望者だけが受ける任意接種で、赤ちゃんでも生後6か月（満6か月）から受けることが可能です。

外出する機会が増える1歳頃には、インフルエンザの予防接種をぜひ受けましょう！

また、保育所などの集団生活での感染や、家族からの感染が心配な場合も、早目の予防接種をおすすめします。

なお、インフルエンザワクチンは接種を受けるときの年齢によって、接種量や接種回数が異なります。

大人は過去にウイルスとの接触経験があるため、1回接種するだけでも抗体値の上昇が期待できますが、赤ちゃんの場合は2回接種しないと抗体値が十分に得られません。

年齢によるインフルエンザワクチンの接種量と接種回数は次の通りです。

＜＜年齢と接種量／接種回数＞＞
6か月以上3歳未満：0.25ml／2回接種
3歳以上13歳未満 ： 0.5ml／2回接種
13歳以上　　　　： 0.5ml／1回接種

赤ちゃんに対するインフエルエンザワクチンの有効性は、概ね20～50%の発病防止効果があり、また、重症化予防に関しても一定の効果があったと報告されています。

しかし、赤ちゃんをインフルエンザウイルスの感染から守るためには、インフルエンザワクチンの予防接種に加えて、家族や周囲の大人たちによる手洗いや咳のエチケットの徹底、さらには流行時期には人の多く集まる場所に行かないなど、赤ちゃんをインフルエンザウイルスに接触させない取り組みが重要です。

インフルエンザの予防接種の時期は？

インフルエンザワクチンを接種してから、予防効果が発現する期間と持続期間には個人差があります。

一般的にはワクチンを接種して抗体ができるまで約2週間かかり、その後約5か月間は効果が持続するとされています。

日本では12月頃からインフルエンザが流行しだすため、それまでにインフルエンザの予防接種を完了する必要があります。

前章でも触れましたが、赤ちゃんは2回接種しないと抗体値が十分に得られません。

また、1回目と2回目の間隔は4週間前後が最も有効とされています。

このことを踏まえて、1回目の接種は11月上旬までに、2回目の接種を12月までに受けておくと安心です。

なお、赤ちゃんの場合は他の予防接種との間隔にも注意が必要です。

インフルエンザの予防接種は不活化ワクチンであるため、接種後1週間経過すれば他の予防接種を受けることが可能ですが、風疹や麻疹などの生ワクチンを摂取した場合は、接種後4週間は他の予防接種を受けることができませんので、ご注意ください。

インフルエンザの予防接種の料金は？

インフルエンザワクチンの接種は、任意接種で病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。

予防接種の料金は医療機関によって異なり、基本的には全額自己負担となります。

定期接種の対象者でない場合も、お住まいの市町村によっては、独自の助成事業を行っている場合がありますので、事前に直接お問合せください。

目安として、1回接種の料金は約2,000円～3,000円とお考えください。

※6か月以上13歳未満は2回接種のため、合計で約4,000円～6,000円となります。

水銀添加物を含まずアレルギーの副作用が少ないタイプもありますが、在庫数が非常に少ないためやや割高となり、在庫がなくなり次第終了となります。

まとめ

インフルエンザの予防接種は、希望者だけが受ける任意接種で、赤ちゃんでも生後6か月（満6か月）から受けることが可能です。

赤ちゃんの場合、1回目の接種は11月上旬までに、2回目の接種を12月までに受けておくと安心ですが、他の予防接種との間隔にも注意が必要です。

インフルエンザワクチンの接種は、病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されず、基本的には全額自己負担となります。

目安として、1回接種の料金は約2,000円～3,000円とお考えください。

※6か月以上13歳未満は2回接種のため、合計で約4,000円～6,000円となります。

インフルエンザの種類や型や症状については、こちらもご覧ください。
インフルエンザの種類による型は？症状は？予防接種は？

【出典】

厚生労働省のホームページ「インフルエンザQ&A」（http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html）