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ゴーヤの栽培方法を解説!種を蒔く時期はいつ?連作障害とは?

   

ゴーヤ(ゴーヤー)は和名をツルレイシと言い、果肉が苦いためニガウリとも呼ばれる一年生のウリ科の植物です。

充分な日照と気温と水があれば、初心者でも比較的簡単に栽培できるので、家庭菜園にも適しています。

2010年頃からは緑のカーテン(グリーンカーテン)と呼ばれる日除けとして栽培されることも増えました。

ここでは、ゴーヤの栽培方法や種を蒔く時期、連作障害について解説します。

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ゴーヤの栽培方法を解説!

ここでは、ゴーヤの栽培方法を種蒔きから収穫まで順を追って解説します。

<<種を蒔く>>
下準備として、種の尖っている方をはさみや爪切りで少し切って隙間をあけます。
次に水に浸して3~4日すると種から白い根が出てくるので、種を蒔いて土を被せます。
(ぬるま湯に一晩浸した種を蒔いても大丈夫です。)
※発芽の適温は25度~30度なので温度に注意してください。

<<苗を育てる>>
種を蒔いて1週間くらいで発芽するので、適温の25度~30度を保ちます。
胚芽の間から小さな双葉が出て成長し、本葉が5枚くらいになるまで育てます。

<<苗の植え替え(定植)>>
苗の植え替えで最も重要なのは充分な土作りです。
特にプランターの場合は限られた量の土で育てなければなりません。
園芸土、腐葉土、赤玉土、牛糞などの肥料を混ぜて数週間熟成させた土が理想です。
丸いプランターの場合は真ん中に1株だけ植えます。
長いプランターの場合は苗の間隔を30cm以上離して数株植えます。

<<摘心と支柱>>
本葉が何枚か伸びたら、摘心してください。
摘心とは新芽の先端を切り取ったり摘み取ることです。
これにより、わき芽が伸びやすくなるので枝分かれが多くなります。
※遅い時期にゴーヤを植えた場合は摘心しない方が早く収穫できます。

支柱は園芸用の長さ2m以上のものを用意し、しっかりと固定します。
そして、支柱の上部を互いに繋ぎ合わせ園芸ネットを張ります。
ツルが伸びてきたら、園芸用テープなどで軽く縛り整枝します。

<<追肥と水やり>>
1回目の追肥は全長が50cmくらいに伸びた頃に、次は実が付きだした頃に行います。
それ以降は収穫時期に2週間に1回くらいの割合で追肥します。
プランターの場合は水分の流出や蒸発が早いので、こまめに水やりします。
水分が不足すると葉が萎れてくるので注意が必要です。
※盛夏には1日2回朝夕と水やりが必要な場合もあります。

<<受粉>>
直径2cmくらいの5枚の花びらを持つ黄色い花が咲きだしたら、受粉をします。
人工授粉はおしべ(雄花の中)とめしべ(雌花の中)をくっつけるだけです。
※頻繁に昆虫が受粉の手伝いをしてくれる場合には人工授粉は不要です。

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<<収穫>>
種を蒔いてから約2ヶ月(開花から約2週間)で収穫できるようになります。
実の表面のイボイボが膨らんできたらいよいよ収穫です。
成長しすぎると黄色くなって最後は破裂しますので収穫時期を見極めましょう!
また、収穫時期の少し前から追肥をしないと後続の実が小さくなり、逆に追肥しすぎると昆虫が実に穴を開けてしまうので注意が必要です。
ゴーヤ

ゴーヤの栽培で種を蒔く時期はいつ?

種を蒔く時期は地域によって異なり、気温の低い時期に蒔くと育ちが悪くなります。

発芽時の気温の目安は25度前後となりますので、満たない場合は室内やビニールハウスなどを利用してください。

<<温暖地>>
3月下旬から4月中旬に種を蒔き、6月下旬から7月初旬頃が収穫時期となります。

<<平暖地>>
4月初旬から4月下旬に種を蒔き、7月初旬から7月中旬頃が収穫時期となります。

<<寒冷地>>
4月中旬から5月初旬に種を蒔き、7月下旬から8月初旬頃が収穫時期となります。

※あくまでも目安で、種の種類やその年の気候によって異なります。

ゴーヤの栽培で連作障害とは?

連作障害とは、同じ土地で同じ科の野菜を連続して作ることにより発生する、病気や害虫などの被害のことです。

原因の多くは土の中にいる病原菌で、同じ科の野菜を続けて育てていると、これらの病原菌が繁殖しやすくなります。

病原菌以外にも、土の成分バランスが崩れたり、土の中の害虫(センチュウという1mm前後の細長い虫)によっても連作障害は起こります。

ウリ科のゴーヤは比較的この連作障害が起こりやすい野菜ですが、家庭菜園の場合、2年くらいの連作で発生することはあまりありません。

連作障害用の殺菌剤を土に混ぜたり、プランターの場合は用土を透明なビニール袋に入れて太陽熱消毒したり、用土に熱湯をかけて行う熱湯消毒をすると安心です。

ただしプランターに直接熱湯をかけるのは避けてください。

まとめ

ゴーヤ(ゴーヤー)は充分な日照と気温と水があれば、初心者でも比較的簡単に栽培できるので家庭菜園にも適しています。

ここ数年は緑のカーテン(グリーンカーテン)と呼ばれる日除けとして栽培されることも増えました。

種を蒔いてから約2ヶ月で収穫できるので、自家栽培のゴーヤで作ったゴーヤーチャンプルーと緑のカーテン(グリーンカーテン)で、今年の夏を乗り切りましょう!

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