啓蟄とは？いつ？食べ物は？【二十四節気】

カレンダーに書かれている『啓蟄』には、どのような意味があるのでしょうか？

・啓蟄とは？
・啓蟄はいつ？
・啓蟄の食べ物は？

ここでは、これらの啓蟄に関する疑問に、お答えします。

啓蟄とは？

啓蟄とは、「けいちつ」と読み、二十四節気（にじゅうしせっき）の第3節目です。

啓蟄は、太陽暦の3月6日ごろに始り、春分（3月21日ごろ）の前日までの約15日間、またはこの期間の第1日目を指します。

啓蟄とは、春の暖かさを感じて冬籠りしていた虫が、穴から這い出てくるころという意味ですが、実際に虫が活動し始めるのはもう少し先です。

この時期は、一雨降るごとに気温が上がり、春が近づいてきます。

暦便覧では、「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」と記されています。

啓蟄はいつ？

二十四節気は、冬至を計算の起点にして、1太陽年を24等分した約15日ごとに設けられています。

現在主流の定気法では、太陽黄経が345度のときで「3月6日ごろ」が啓蟄です。

また、期間としての意味もあり、その場合は3月6日ごろから、次の節気の春分（3月21日ごろ）の前日までを指します。

ちなみに、2015年以降の啓蟄は次の通りです。

【2015年】3月6日
【2016年】3月5日
【2017年】3月5日
【2018年】3月6日
【2019年】3月6日
【2020年】3月5日

簡単な計算方法としては、西暦の年を4で割った余りが0と1のときは3月5日で、余りが2と3のときは3月6日となります。

ただし、この計算方法は2019年までしか有効ではありません。

2020年～2051年までは、西暦の年を4で割った余りが3のときは3月6日で、余りが3以外のときは3月5日となります。

啓蟄の食べ物は？

啓蟄に土の中から出てくるのは虫だけではなく、山菜も大地の栄養をたくさん蓄えて顔を出します。

特に筍（たけのこ）は栄養が豊富で、グルタミン酸やアスパラギン酸などによる、疲労回復効果が期待できます。

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＜＜啓蟄のころに旬を迎える食材＞＞

【野菜】
・筍（たけのこ）
・蕨（わらび）
・新玉葱（しんたまねぎ）
・葉山葵（はわさび）　など

【魚貝類】
・鰆（さわら）
・さより
・青柳（あおやぎ）　など

春の到来を感じる、「筍（たけのこ）と蕨（わらび）の白和え」や「鰆（さわら）の照り焼き」がおすすめです。

まとめ

啓蟄とは、「けいちつ」と読み、二十四節気（にじゅうしせっき）の第3節目です。

現在主流の定気法では、太陽黄経が345度のときで「3月6日ごろ」が啓蟄です。

また、期間としての意味もあり、その場合は3月6日ごろから、次の節気の春分（3月21日ごろ）の前日までを指します。

啓蟄に土の中から出てくるのは虫だけではなく、山菜も大地の栄養をたくさん蓄えて顔を出します。

特に筍（たけのこ）は栄養が豊富で、グルタミン酸やアスパラギン酸などによる、疲労回復効果が期待できます。

その他の二十四節気については、こちらもご覧ください。

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